(連載期間;2020.4.11~2020.12.12;全10回)
コンビニ商品を組み合わせて、オリジナル弁当を作ってみるシリーズ。
特にオチもなく、数種類のコンビニ食品を弁当箱に詰め込むだけですが、栄養面や価格そして成分表示の透明性など、色んな気付きを取り上げています。
弁当としての美味しさ、価格パフォーマンス、栄養バランス、栄養成分の分かりやすさ、食品添加物の種類や量・・・・
3大コンビニにおける
ヘルシー商品事情について
超個人的考察
上記画像「栄養成分表示」は、ローソンの商品「オクラとなめこのネバネバサラダ」です。
食物繊維が3.8gと、まあまあ含有されているのでこの商品をチョイスしたのですが・・・・
↓
↑
トホホ・・・・・・
「ロカボ」「糖質●●g」のラベルがドヤ顔で踊っている【悲報】
ローソンでは、このような食物繊維摂取が期待できる野菜メイン商品でさえ「低糖質推し」です。
どんだけ、ズレているのでしょうか、いや、それだけ未だ「ロカボブランド」のビジネスが成り立つのでしょう。
ただし、「ロカボ(低糖質)」のコンセプトの内、摂取し過ぎの糖質を少なめにするという点では私も大賛成です。
です。。。。が・・・・・
この商品の場合は「食物繊維3.8g」と訴求表示するのが、スリムちゃんブログ的には正解となります。
糖質制限推進教団の中では1番「ゆるやかな実践」を教示している山田悟先生でさえ、腸内細菌や食物繊維の重要さに触れられることはないのでしょう。
【スリムちゃん、コラムinコラム(2021.3.22記】
●何が何でも糖質を悪者にするロカボ商法や商品に注意喚起!!
「沖縄クライシス」すなわち沖縄県の男性平均寿命の順位降下の原因について、様々な説・考えが出されています。
「ロカボ」ブランドでお馴染みの、糖質制限推進派センセ(ただし、急進派ではない)である山田悟先生は、「脂質ではなく糖質摂取の増加が沖縄クライシスの原因だ」とされているようです。(文芸春秋2016年6月号より)
しかしながら統計上では、沖縄県の脂質摂取量が全国平均より高く、そして他県より早い時期に増加している点を見逃してはならないと思います。
沖縄の脂質摂取量は戦後直後から本土復帰(1972年)までの約30年間で急上昇しております。
琉球大学大学院医学研究科教授;益崎裕章医師は統計に基づいて以下のように述べられています。
「歴史的には白米はほとんど食べす、芋と野菜が中心の食生活が沖縄の長寿を支えてきた。そこにアメリカ軍とともにハンバーガーやステーキ、スパムなどの動物脂肪・獣肉文化が一気に流入してきた」
と、されています。
「ロカボ」の山田先生の「脂質ではなく糖質が沖縄クライシスの原因」とするご主張は、日本本土に先駆けて食の欧米化が進み脂質摂取が増えた「沖縄の社会的背景による事実」に触れられることなく、なおかつ統計根拠に基づいた沖縄県の健康施策とも大きくかけ離れております。
もちろん、本土復帰後に、白米などの精製糖質が増えたのも沖縄クライシスの一因と考えられますが、これだけを最大限に拡大解釈し、動物性脂質や超加工食品のことは一切スルーした、ポジション・トーク「ロカボ」の山田センセが語られる「脂質は悪くない。糖質だけが悪い」は、僭越ながら間違ったお考えだと、スリムちゃんは考えます。
とにかく「低糖質に特化したロカボ商品」を健康に良いと考えて、そればかりチョイスすることに対しては、注意喚起を促したいスリムちゃんでございます。
|
・
・
・
・
・
ちなみに、ファミマというコンビニも未だに古臭い糖質制限ブームの影響を気にしている気配が感じられ、消費者の動向を周回遅れでじっと様子を見守っていると言うか、中途半端な営業戦略と感じてしまう、底辺消費者のスリムちゃんでございます。
↓
「四川風麻婆豆腐」は、ファミマのおかずブレンド「お母さん食堂」シリーズの一品です。
この商品は、豆腐たっぷりで豚肉がフォローする「たんぱく質確保」を第一義としてチョイスしたのです。
たんぱく質はしっかり17.1g入っていますので、メインおかずとして堂々たる一品です。
なお、画像のとおり商品ラベルには「糖質8.4g」と表示されています。
私としては「おいおい、麻婆豆腐は糖質オフを強調するよりたんぱく質推しだろw。ファミマさん、やっぱズレてるぜwww」と苦笑しました。
【コンビニ商品で弁当作ってみよう⑤麻婆豆腐おにぎり弁当(ファミマ) より、抜粋引用】
|
ファミマの「四川風麻婆豆腐」は、最大のウリであろう「高たんぱくメニュー」を大いにアピールすれば良いのに、実際の商品アピールは糖質8.7gというシールを貼ってしまうという「低糖質」に頼らざるを得ない自信のなさwww
ファミマは、コンビニ業界におけるヘルシー商品開発、とりわけ「コンセプト」において、とっくの昔に低糖質に背を向けたトップランナーのセブンイレブンから1000歩も1万歩も遅れていると言わざるを得ないというのが私の超個人的な感想でございます。
・
・
・
・
・
もち麦は、白米の20倍の豊富な食物繊維量がある。
健康に良い、大麦、もち麦・黒米に対するニーズがあっても、雑穀米は、種類により炊飯時間が異なり、家庭で炊飯することが難しいことに着目したという。
石橋本部長は、「セブン-イレブンの商品開発はおいしさを担保しており、カロリーオフや糖質オフなどを全面に打ち出した商品開発はしない。
ただ、お客様にとって分かりやすい健康に対するイメージも必要となっている。低カロリー、高たんぱくなど、食の時代に求められる健康基軸をいま、調査している」。
「調査の結果、食物繊維が入っている商品として認識してもらうには、レタス1個分という表示が必要であり、野菜が入っていると思ってもらうには、1日に必要な2分の1以上という表記が必要であることが分かった。今後、ミネラル、鉄分など、求められる要素で、商品コンセプトを決めていく」と述べた。
|
↑
と、上記の記事でお分かりのとおり、まだ平成時代であった3年前2018年の時点で既に「ネチネチウジウジした低糖質市場からいち早く背を向けた、時代のトップランナー”セブンイレブン”」では、商品ごとに「たんぱく質推し」「食物繊維推し」を、しっかり/はっきり/くっきり、提示しています。
↓
チキンロールの場合は、「1個当たり、たんぱく質24.9g」の表示。
総菜は「1個当たり食物繊維5.0g(レタス2個分)」の表示。
前者はたんぱく質推し、後者は食物繊維推しと、消費者にしっかりと分かりやすく伝えてくれる表示ですね。
ヘルシー食品としてブランド化している「カラダへの想い、この手から」は、「たんぱく質が摂れる」と「食物繊維が摂れる」の2シリーズあるようですので、セブンイレブンでヘルシー商品をチョイスする場合の参考にしてみてください。
【出典;コンビニ商品で弁当作ってみよう⑥チキンロールと豆腐ひじき煮物のランチ より、抜粋引用】
|